カメラの動き
数多くありそうなファースト・シーンも、カメラの動きという点から見てみれば、大きな3つのパターンに分けられます。
そのパターンにそって、ファースト・シーンを考えてみましょう。
「サウンド・オブ・ミュージック』調(全体から核心へ)。
最も親しまれているミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』のトップ・シーンを思い出していただきたい。
《雲→ザルツブルグ郊外・ドイツ・アルプスの山々の頂き→嶺→下界の緑色の丘→徐々に近づくカメラによって写される歩く人間→歌→ジュリー・アンドリュース》
そこで初めてカメラは地上に降りるわけです。
ヘリコプター撮影(空撮)された画面(鳥の眼から見た視点、すなわちバード・アイと呼ばれる)は、まず広いサイズで全体をとらえておいて、徐々に下界に降りて、遂に核心にふれて、作品が始まるという構成になっています。
音に関しても、外界の鳥の声のノイズ、それに続く音楽がクレッシェンドで入ってきて、核心に入ったところで、♪ジャンと高まるのだから一層効果的です。
このパターンが、誰もが入りやすい自然なリズムをつくる最も普遍的でオーソドックスな導入法といえるでしょう。
どうぞビデオカメラ レンタルで映像を撮る際の参考になさってください。